くりっく365とは/くりっく365とFXの違いについて
くりっく365とは
くりっく365とは、為替証拠金取引の公設市場(取引所為替証拠金取引)のことで、2005年7月1日に『外国為替証拠金取引の透明かつ公正な取引の場を提供することを目的』として、東京金融取引所(金融取)によって開設されました。
いわゆるFX(Foreign Exchange)と呼ばれる外国為替のオンラインでの取引の公正化を目的としたもので、くりっく365(取引所為替証拠金取引)の取扱業者が提供する電話やインターネットなどのさまざまな方法で取引が行えます。
くりっく365は、税制優遇や極度なハイリスクハイリターンの投資が制限されているなど、一般的なFX取引に比べ、初心者向けの外国為替取引といえます。
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東京金融取引所は、くりっく365をより認識してもらうために、随時セミナーを開催しており、公式ホームページ(http://www.click365.jp/)で案内しています。
くりっく365取扱業者は、2008年1月9日現在で、イーバンク銀行など14業者あり、公式ホームページでも紹介されています。
取扱業者を選ぶポイントとしては、手数料が安いことはもちろん、サポートの良さや対応時間の長さ、どこでも気軽に状況をチェックできるケータイに対応してるかもポイントといえます。
くりっく365取扱業者の中で、受付時間がもっとも長いのは、インヴァスト証券で土日・元日以外は朝7時から夜11時半まで受付しています。
メールでの問い合わせもOKで、サポートの評価も高く、ケータイ電話での取引環境もレベルが高いため、シェアNo.1といわれています。
くりっく365の場合、証拠金振込手数料などの手数料が顧客負担ですが、独自でシステムを持っている業者は、無料に設定している場合もあります。
振込手数料を無料にしているのは、スター為替株式会社やユニマット山丸証券です。
一定条件をクリアすれば、為替分析ツールのe-profit-FXが無償で利用できるばんせい証券も人気の高い業者です。
くりっく365とFXの違い
外国為替証拠金取引(FX)には取引所取引(くりっく365)と非取引所取引(店頭取引)があり、取引価格やスワップポイント、税制面、証拠金保護の方法等に違いがあります。
くりっく365は、外国為替証拠金取引(FX)を公設の取引所で行う為替の取引所取引のことで、東京金融先物取引所が運営を行っていて、2005年7月1日より上場を開始しました。
世界初の公設為替取引所、それがくりっく365です。
金融商品取引法と取引所の基準の両方を満たし、取引所からくりっく365の取引資格を取得した業者のみ取扱ができます。
では、くりっく365と店頭取引の違いについて説明します。
取引価格は、投資家の皆様に最も有利な売買価格を取引所が合成してマーケットに提示するのが、くりっく365で、店頭取引は、業者が提示する売買価格での取引です。
価格の透明性が違います。
スワップポイントは、くりっく365の場合は、同一通貨の建玉については、投資家の皆様の受取金額、支払金額ともに同額となります。
店頭取引の多くは、投資家の皆様の受取金額を少なく、支払金額を多く設定しています。
税金については、くりっく365は、雑所得に区分され、申告分離課税方式が適用され、税率は一律20%です。
株式先物・商品先物等との損益通算や損失の翌年度以降への繰越を行うことができます。
それに対して店頭取引は、同じように雑所得に区分されますが、総合課税方式が適用され、税率は所得により異なり、最高税率は50%です。
また株式先物・商品先物等との損益通算や損失の翌年度以降への繰越は行うことができません。
証拠金保護については、くりっく365は、金融商品取引法及び取引所規則に基づき、業者は証拠金の全額を取引所に預託する義務があります。
預託された証拠金は取引所により分別保管されます。
万一、業者が破綻した場合でも、取引所に預託された証拠金は原則として全額返却されます。
店頭取引の場合は、金融商品取引法では、業者における証拠金等の管理方法(区分預託義務及び預託方法等)を定めています。
業者により証拠金等の預託方法等取り扱いが異なりますので、万一、業者が破綻した場合における証拠金等の保全について各業者への確認が必要になります。
くりっく365は、全額保証されていますので、取引は安心して行えます。